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タマゴを五つと景品ゲットだぜ! ネタバレになるとアレなので詳しくは書けませんが、藤川が見付けた順番をとある人に話したところ、そなたは目のつけ所がおかしいと言われました。あと、最後のひとつを見付けるのにやたらと苦労して、20分くらいトップページを凝視したのは内緒です。
それはそうとイースターという行事はあまり日本では馴染みがありませんね。藤川にもありませんが。でも、ゆで卵に絵の具でペイントするのはやったことがあります。確か小学校のときだったと思います。私は今でこそスラ○ムくらいしか描けませんが、小学生時代にはス○イムベスやメタル○ライム等々いろんな絵が描けましたし、何より絵を描くことに対して物怖じすることがありませんでしたので、結構楽しくペインティングした記憶があります。うまく出来るといつまでも飾っておきたくなるんですよね。
コンピュータの世界では、プログラムに意図的に仕込まれた悪意のないお遊び機能のことをイースターエッグといったりします。まあ一種の裏技みたいなもんですが、普通に操作していても出現しないのはもちろん、偶然に見付かることもまずありません。つまり、躍起になって探さないとまず発見できないものを指していうので、バグ技とはちょっと違います。わざわざ探さないと見付けられないという辺りが、本家本元のイースターエッグを連想させるために、こう名付けられたようです。
砂のゲーム中で拾えるタマゴ系アイテムは後者に由来する訳ですが、タマゴ系アイテム最上位の「インペリアル」というアイテムの名前は、ロマノフ朝のインペリアルイースターエッグにちなんでいます。現存するインペリアルイースターエッグは何十個かくらいらしいですが、そのひとつひとつは25万マールどころではなく、時価数億円の価値があるとか。是非一度、実物を見てみたいものです。
余談ですが、ノディは作らせてそうですね、インペリアルイースターエッグ。で、それをユノちんにあげて、ものすごい恐縮されそう。なんかそんな感じ。
資料集に書こうかどうしようか悩んだ末、見送ったものがいくつかあるのですが、最も迷ったのが通貨の価値についてでした。プレイヤーさんはご存知の通り、劇中の通貨は「マール」といいます。また、装備品やアイテムの購入以外に飲食店でもお金がかかったりするので、日常における価値みたいなものは、何となく肌で感じていただけたんじゃないかとも思っているんですが、やっぱりちょっと曖昧というか何というか。資料集に日本円との為替レートを掲載しようかとも思ったんですが、世界観を壊しそうな感じがして、どうしようかとさんざん考え込んだ挙句、結局載せませんでした。
さっさと結論を書いてしまうと、大体1マール=1.3円くらいを想定しています。ので、例えば、いろは茶房でのティータイムには650円、黒猫亭での軽食には1,300円かかる計算になります。飲食店はワリカンという設定なので、この金額は当然一人分の料金です。おお、なんかこうやって書いてみると贅沢だぞ、ユノちん。
ちなみに、砂の世界での平均年収は、資料集にも書いた通り、直轄区で500万マール、世界全体だと300万マールです。ただし、世界平均については、エウロ自治区がかなり押し下げてます。概ね、現代の先進諸国と同程度の生活を、ガイア連邦共和国の庶民は送っていると考えてください。
通貨は基本的に電子マネーですが、これは正規の市民IDがないと使えません。一時期、市民IDを失った難民がやたらと大量に発生したので、彼らのために連邦政府は旧来の紙幣や貨幣(現金)も発行しています。ユノとルートは、諸般の事情により後者を利用しています。ウィルも、やっぱり諸般の事情で現金組。
あと、漫画版ではまだ出てきてませんが、URC直轄区支部のメンバーも電子マネーは使用していないと思われます。彼らは難民の子孫ですが、何世代も経た子孫なので、正規の市民IDを持っています。つまり電子マネーを使おうと思えば使えるんですが、活動をする上では現金の方が何かと都合が良いんです。なお、ジェラルドは……彼は市民IDを持ってるんだろうか?
電子マネーといえば、本当は電子マネーデバイスの絵も、資料集の当該項目の下に載せる予定でした。が、こちらは紙幅の都合で残念ながら割愛となりました。どんな機械でどんな使い方をするかなどの設定自体はあるので、そのうち漫画で登場するかと思います。おまけで詳しい図解が載ったりすることもあるかもしれません。頼んだぞ、ほづみさん。
今日は珍しく、TJS以外の話題を。
『砂』の世界であるところのガイア連邦共和国というのは、つまるところ未来の地球なんですけれども、ここの舞台設定などは主に藤川が担当しています。というか、最初はヨタ話だったわけなんですが。去年『砂』の題名を唐突に思いつき(大概、私は作品なるものをタイトルから考えるのです)、ほづみさんと一緒にいろいろと相談を始めたんですが、そのときにこの舞台設定を応用というか、もうちょっと正確に言うと流用したという方が近いかな。
まあ流用といっても、他のどこでも使ってないので、初出は初出です。ただ『砂』のために思いついたというわけではないのも、また事実だったりします。『砂』の作品世界に合わせるためにいろいろと調整したり、ほづみさんのアイディアを取り入れたりは、もちろんしてますけど。
で、その後も設定を詰めるためにヨタ話をヨタヨタと続けていたんですが、藤川はともかく最近ほづみさんの頭がこんがらがってきたようで、ここらで何か資料を作らないといけないな、と漠然と考えていました。そんなときに『月姫』発表当時のTYPE-MOONさんのインタビュー記事を偶然読みまして、そうか、用語集か、と。まあひとことで言えば触発されたわけです。触発というより影響のが近いかもしれませんが。
しかしまあ、用語集って作り始めると面白いですね。そのうち資料集みたいな形で出すかもしれないので、設定マニヤな方はどうぞ適当にご期待ください(笑)。