藤川帳

Studio F#の音楽とか吉里吉里とか担当の藤川ヒロヒコのブログ。
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人権擁護法案断固反対

今日はTJS講座の第二回をやろうと思っていたんですが、なかなかシャレにならない話を目にしましたので、それをここに記しておきます。

人権擁護法案。ご存知ですか? 藤川も今日、初めて目にしました。見たことも聞いたこともありませんでした。題名だけ見ると、立派な法律のように思えます。ところが、内容はとんでもなく酷いものです。人権委員会とかいう訳のわからない組織(警察よりも速く、自衛隊よりも強く、高い司法の壁などひとっ跳び)が「人権侵害の恐れがある」と「考えた」ものが、たちまちにして規制され、それを書いたり作ったりした人はしょっぴかれるというものです。

冗談じゃありません。2chがなくなるとか、同人作品を発表できなくなるとか、そんなレベルで済む話でもありません。この法案が通るか流れるかで、私たちの未来が暗黒になるか薔薇色になるかが決まります。

藤川ヒロヒコは、人権擁護法案という名の人権侵害助長法案に断固反対します。

はじめに

一部でご要望があったのと、何よりも更新のネタがないので、ここらでインチキTJS入門を始めてみることにします。不定期です。藤川の気分で記事が追加されるので、TJSプログラマを目指すあなたは、多分自分であれこれ試してみた方が上達が早そうですが(笑)、そうもいかない方は、どうぞ気長におつきあいください。

さて、はじめに、ということで。このシリーズのおおまかな構想をここに書いておきますね。

最初に「プログラミングとは何ぞや」というところから始まります。これは、この記事の後ろの方に載っけてますので、読んでやってください。次回は「じゃあTJSを使うと、吉里吉里で何ができるのさ?」というところを書きます。

その後いよいよ講座っぽい記事が始まるわけですが、最初のうちは「プログラミングの基礎知識」として、変数がどーとか、条件分岐がどーとか、わりとかったるい話題になります。まあ、この辺を知らないとにっちもさっちも行きませんので、どうぞ我慢して読んでください。それが済んだら「実践!? KAGにTJSを絡めよう」というような話になります。

その後はまだ未定ですが、オブジェクト指向プログラミングを経由して、KAGプラグインの作り方だとか、「いまここで明かされる『メルクリウスの青い砂』の舞台裏!」なんていう記事もやってみたいですね(まず本編作れよ)。まあ、構想としてはおおよそこんな感じです。

ということで、第一回の話題。プログラミングとは、何ぞや。

プログラミングを勉強する人が陥りやすいのが、プログラミング言語さえ習得すれば何とかなる、という勘違いです。実は藤川もそうでした。これが、実はプログラミング言語だけ覚えても仕方がなかったりします。なぜなら、プログラミング言語はその名の通り、まさにプログラムを組むための言葉に過ぎないからです。

今、あなたがこうしてこの記事を読めるのは、学校で国語を勉強したからですね。また、私がこうやってカタカタと記事を書けるのも、やっぱり国語を勉強したからです。では、国語の勉強とは何だったでしょう? 文字や単語を覚えただけでしたか? 違いますね。文章の書き方や、それによってものごとを表現する、あるいは逆に文章を読んで内容を理解する、ということを勉強したはずです。

この意味で、プログラミングの勉強は国語ととてもよく似ています。言葉(命令)を覚え、文章の書き方(文法)を習い、ものごとの表現(動作の記述)を行うわけです。そうして書き上がったプログラムは、小説やコラムと同じ、ひとつの創作品であると言えるのです。

プログラミングに何となく理系のイメージがあるのは、コンピュータがもともと数学と深い関係にあるからです。もともと数学的な研究の成果として生み出されたコンピュータは、その動作を制御するにも、数学的な知識がある程度は必要とされてきた経緯があります。今でも、難しいプログラム、例えば吉里吉里のようなソフトを作ろうと思ったら、膨大な数学的知識が必要となります。

しかし、TJSでちょっとしたものを作るくらいなら、実はあまりそういう知識は必要ありません。必要なのは「これをこうして、次にこうして、最終的にこういう結果を出して、それによってゲームをこう進展させる」というように、プロセスを明確にイメージすることです。言い換えれば、自分の思考回路を、プログラムという作品を通じて、コンピュータに教えてやる。それが、プログラミングという作業なのです。

とはいっても、まずは言葉の書き方を知らないと話になりません。国語でも一番初めにやることは「あいうえお」の書き方からでした。プログラミング言語だって、やっぱりそうです。でも、基礎さえしっかりしていれば、もうどんなものだって作れてしまいます。

さあ、それでは張り切っていきましょう。

(藤川も制作&更新を頑張りますので……見捨てないでくださいです (^^;)