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大阪のシティが終わってからどれくらい経ったかわかりませんが、こんにちは。藤川です。世間は自民党総裁選で騒然としてますが、そんなこととは一切関係なく、何となく時間があるので、MIND/FRAGMENTS(以下「M/F」)制作の経緯なんぞを、ちょっとだけメモしておこうかと思います。
タイトルにもある「マインドフラグメンツ」というのは本質的にノベル部分のことを指していて、こういう形式の幕間集は、春ごろからほづみさんが出したいと言っていました。プロットなんかも作ってたんですが、藤川的には、何となくビミョーな心境でした。つまり、まだ『砂』本編をやってない人がいきなりこれを読んでも、面白くないんじゃないだろうかと思ったわけです。ファンディスクをファンじゃない方が買うなんてことはほぼあり得ませんが、万に一つでも可能性がない訳でもありません。そんな訳で、一時的にお蔵入りになっていました。
その後、別のゲームのシナリオ合宿などしたのですが、その合間にやった某世界史クイズゲームが面白かったので、ああ、なんかカルトクイズとか作りたいかも。などと、藤川はふと思いました。さらには「ミニゲームにクイズはどうだろう」というお声もいただいていたので、夏はミニファンディスクを出そうとなったときには、まずクイズゲームを提案するに至りました。
クイズにはバックグラウンドとなる知識がある程度以上必要で、つまりクイズゲームをクリアできるくらいなら、その対象についてある程度以上知っていることが担保できます。そういう条件付きなら幕間集は面白いものになるんじゃないかと、そう直感したのが、M/F制作の動機となりました。例によって制作期間中は修羅場を極めましたけど、作って良かったと思ってます。
ただ、新しく10曲以上もBGMを作ったのは想定外でした(笑)。どうにも内容にしっくりくる曲がないなぁというシナリオがいくつかあって、それじゃ作るかぁ、ってな感じで増えていき、あれ、おかしいな、最初はせいぜい1〜2曲くらい増やそうって(ほづみさんから)聞いてたんだけどな。最終的には「歌も入れたい」とか「エンドロールはやっぱりムービーがいい」とか、要望は不知天井(漢文的ニ読ム)。まあシナリオあってのゲームなので、シナリオを引き立てるために努力は惜しみませんが、それにしても短期間でよく作ったよなぁ。スクリプトは大した手間ではなかったせいか、Remindを焼いている間、そんなことばっかり考えてました。
特に強烈に記憶に残っているのがED曲「心のかけら」の制作。モウロウとした頭でギターを掻き鳴らしウンウン唸ったり朗々とハミングしたりしながら歌詞を考えたのが夏コミ二日前だったことは良い思い出です。ちなみにその後、ギターとヴォーカルのレコーディングをして、エンドロールのムービーを作って、全体の確認をして、Remindを焼き終えて、M/Fのデュプリケートの準備までしてほづみさんに引き渡し、自動車の運転の安全の確保のために床に就くまで、いったい何本のリポDが藤川の胃袋に飲み込まれていったかは、定かではありません。
ところで、『砂』の世界設定は主に藤川の作業なんですが、シナリオに関してはほぼほづみさんの仕事なので、M/Fのシナリオも、楽しく読みながら組み立て作業をしてました。何しろ聞いたこともないエピソードが半分以上あったしな。皆さんにも、何よりお話を楽しんでいただけていれば幸いです。
何だかとりとめがなくなってきたので、今日はこんなところで。
こんにちは、藤川です。例によって大分日が経ってしまいましたが、シティお疲れさまでした。
それはそうと、何だか眠れません。眠いとは思うんですが、どうにも眠くありません。意味がわからんな。頭の芯の方は眠気を訴えてるような気がするんですけど、脳の表面付近が冴えているというか興奮しているというか、とにかく眠くなどないと声高に主張するもので、昨日もあまり睡眠をとらずに遠出をしたにもかかわらず、ほとんど一睡もできない有様。二時間ほどトロトロとしたようにも思いますが、それを覚えてるくらいだからよっぽど浅いんだろうな。
まあ、そろそろそういう時期なのかもしれません。秋だし。とりあえず仕方がないので、出かけてみることにします。
M/Fの件はまた次の機会にでも。