藤川帳

Studio F#の音楽とか吉里吉里とか担当の藤川ヒロヒコのブログ。
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体のカナメを腰と云へり

本人がTwitterで呟いてたりなどするのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ほづみさんが腰を故障しまして、これが思ったよりも治りが芳しくなく、どうもしばらく安静が必要のようです。このため、今度の5月に発行を予定していたゲーム新作は、とりあえず延期となる公算が高まりました。新作どころかイベント欠席も含めて検討しているような状況だったりします。楽しみにしてくださっている方には申し訳ありませんが、そういうことで悪しからずご了承いただければ幸いです。

とはいうものの、ゲームックの新刊は入稿済みで、これがイベント会場に印刷所から直接搬入される予定ですので、最悪私だけでも東京に行くつもりでいます。その頃にはほづみさんの腰も良くなってるかもしれませんが、何しろ移動距離が長いので、個人的には大事を取った方がいいんじゃないかなぁと思っているところです。

まあ、何にしてもしばらく様子見ということになりそうです。

何か春だ

普段から割と職業的ヒッキーではあるんですが、ここのところCocoa Touchでものづくりを始めたり、仕事でちょっと立て込みかけたりして本格的にひきこもっているうちに、ふと外の空気が緩んでいてびっくりしました。そういえばもう3月だもんな。とはいえ、油断すると風邪を引いたりする季節でもあるので、ストーブにはまだまだ頑張ってもらわないといけない訳ですが。

うちで使っているストーブというのがいわゆる石油ストーブというやつで、天板にやかんや鍋をかけられる、昭和情緒あふれるあのタイプです。最近の主流はファンヒーター、さらには灯油すら使わないガスファンヒーターなんてものも普及しているようですが、藤川は断然石油ストーブ派です。空気が汚れないとか電気代が安く付くとかいう理由もなくはないですがが、そんなことより何よりも、灯油と火種さえあれば機能するというシンプルさがたまりません。寒い日にぼんやりと暖をとっていると、ファンヒーターをメインで使っている人って真冬に電気やガスのインフラがどうかなったときのことを考えてるんだろうかと、そんな余計な心配までしてしまうくらい惚れ込んでます。オススメ。いや、春にストーブを勧められても困るでしょうけど。

こういう完成された道具っていいですよね。電子機器も早くそういう時代になればいいのに。昨今は携帯端末の進歩が著しく、特に電子書籍端末が盛り上がってますが、とりあえずこの手の機械は電池が切れたら読めなくなるってのが本当にネックだと思う今日この頃です。

携帯機器が日進月歩なその一方で、パソコンの進化は、一時期に比べて本当に穏やかになったなぁと感じてます。もちろん最新機種は冗談みたいに速いんでしょうし、仕事や製作の現場ではまだまだスペック不足くらいの勢いなんですが、日常においては速さを要求される機会が本当に減ったなぁと、そう思う訳です。藤川はいまだにメインマシンとしてPower Mac G5を使ってるんですが、考えてみたらこれ、もう5年くらい前の機械なのに、製作以外の場面ではあまり古さを感じません。2000年頃に1995年発売のパソコンを使い続けているだなんて考えられなかったことを思い返すと、いろいろ感慨深かったりします。そういう意味では、パソコンは結構枯れた道具になってきているのかも。

古いのを使い続けるどころか、最近は携帯端末だけで済ませる人も多いですね。パソコンは仕事や製作の道具に回帰しているのかもしれません。パソコンが製作側だけの道具になったとき、同人ゲームはどういう形になっているんだろう。そんなことを考えながら、仕事の動画のエンコード待ちなう。Power Mac G5は愛着があるからもうしばらく使っていたいけど、動画を扱うときだけは本当にもっと速いマシンが欲しい。